家事の手間を省くため、また時短のためなどで、食洗機を使っている方は多いのではないでしょうか。今回はよくいただく「GLOBAL包丁は食洗機で洗って良いの？」という質問に、詳しくお答えします。
GLOBAL包丁は食器洗浄機・乾燥機の使用を避けてください
GLOBAL包丁、またGLOBAL-ISTやGLOBAL CAMPシリーズなど全ての当社製品は、食器洗浄機および乾燥機の使用を避けていただくようにお願いしています。
食洗機・乾燥機の使用によりサビの発生を誘発する恐れがあり、そのサビにより包丁の切れ味低下や破損に繋がる可能性があるためです。
どうして食洗機でGLOBAL包丁が錆びるのか
ステンレスの特性として、空気中の酸素とステンレス素材に配合されているクロームが結合し、サビを防ぐ薄い保護被膜（不働態被膜）を形成する働きがあります。これがステンレス製品は錆びにくいと言われている理由です。このため、包丁表面に汚れや水分が残った状態だと、酸素とクロームが結合できず保護被膜を作れなくなり、サビが発生してしまうことがあります。
食洗機は洗浄・すすぎの際に水を循環させているため、たとえ目に見えなくとも微小な汚れが表面に付着してしまい、ステンレスの特性である保護皮膜を作ることができなくなります。さらに、その状態で高温で乾燥させることでサビの進行を促す恐れがあります。
また、食器洗い乾燥機用のアルカリ性や酸性の洗剤も、その成分がステンレスを錆びさせる原因となる場合があります。
錆びやすい
GLOBAL包丁はどうやって洗ったら良いの？
台所用の中性洗剤で、キッチンスポンジを使って手洗いをしてください。但しスチールたわしなどのような硬いスポンジは、包丁を傷つけるので使わないでください。洗った後は濡れたまま放置せず、しっかり水気を拭き取って風通しの良い場所で保管することをおすすめします。
GLOBAL包丁をきれいに洗浄・消毒したいときは
包丁表面のくすみや薄いサビなどが気になってきたら、メラミンスポンジや研磨剤（クレンザーなど）で磨くのがおすすめです。いずれも包丁が傷つくことなく、表面がきれいになります。なお、漂白剤は成分が強く変色やサビを起こしやすいため、使用は避けてください。
消毒をしたい時は、キッチン用のアルコールでの洗浄や熱湯消毒も有効です。熱湯をかける際は、包丁に食材カスが残っていると熱でこびりついてしまうため、必ず包丁を洗った後に行ってください。なお、包丁を直火で炙ることはやめてください。変色・変質し、包丁の機能低下につながります。