包丁の捨て方とは?安全な処分方法と捨てるタイミング

コラム

包丁は長い間使用することで、刃の摩耗や形状の変化が著しくなり、また素材が劣化していきます。研いでも切れ味が戻らなくなったり、使えないほど破損した場合は、処分する必要があります。この記事では包丁の安全な捨て方を解説し、注意点やポイントも紹介します。

包丁の捨て方

包丁の捨て方は自治体によって異なります。そのため「この捨て方が正しい」と断言することはできません。お住まいの地域のルールに従って、何ゴミに分類されるのか、どのように捨てるべきか、収集のタイミングはいつかを確認しましょう。一般的に包丁がどのゴミに分類されるのかは次のとおりです。

不燃ゴミになる

多くの自治体では、包丁は不燃ゴミとして処理されます。包丁を処分する際は、新聞紙や布で包んで、ガムテープで巻いたり紐で縛るなどして中身が飛び出さないようにしましょう。また、包丁に刃のカバーがついている場合は、付けたまま捨てると安全です。

また、包丁を粗大ゴミとして扱う自治体もあるため、まずは自治体のルールの確認が大切です。

金属扱いになる場合も

可燃ゴミや不燃ゴミなどの大まかな分類だけでなく、より詳細に分類する自治体も存在します。その場合、包丁は金属として扱われることもあります。

包丁を捨てるタイミング

包丁は、定期的なメンテナンスを行っていれば10年や20年といった長期間にわたって使用することができます。しかし、道具である以上、寿命はあります。包丁を処分するタイミングとして考えられるのは、以下の2つです。

研いでも切れ味が戻らない

包丁の処分を検討するタイミングの多くは、研いでも切れ味が戻らなくなったときです。
長い間使い続け、何度も研いで包丁が小さくなり、砥石やメーカーで研ぎ直しても切れ味が回復しない・研いでもすぐに切れ味が悪くなってしまったときは、包丁を処分し、新しいものに買い替えるのがおすすめです。

大きく破損してしまった

刀身が大きく割れてしまったり、柄が傷んできたり取れてしまったときは、処分を検討するタイミングです。但し、製品やメーカーによっては修理や柄の交換ができる場合もあるため、処分する前に確認することをおすすめします。

なお、当社のGLOBAL包丁は刀身と柄が一体型のため、取れてしまう心配はありません。また柄もステンレス製のため傷んでしまうことはほとんどなく、長い間お使いいただけます。

包丁を捨てる前に

包丁は刃物のため、そのままゴミ袋に入れて捨てると中身が飛び出して怪我をする可能性があります。ここでは、包丁を捨てる前の簡単な手順を紹介します。

刃を保護する

ほとんどの自治体で、包丁を捨てるときは刃物部分を新聞紙や布で覆うよう定められています。準備するものは以下の通りです。

  • 処分する包丁
  • 軍手、防刃手袋など
  • 新聞紙やいらなくなったチラシ、古い布など包丁を包むもの
  • 紐やガムテープ

まず軍手や防刃手袋を着用して、包丁の刃の部分を新聞紙や布で包みます。その後、紐やガムテープでしっかり固定し、中身が飛び出ないようにします。怪我防止のために必ずおこないましょう。

包丁を捨てる際の注意点とポイント

包丁を捨てる準備が済んだら、指定の収集日に出します。ここで押さえておくべき2つのポイントを紹介します。

養生の上に「キケン」と書く

新聞紙など包丁を包んだ養生の上に油性ペンで「包丁」「キケン」と大きく記載しましょう。中身が刃物であることを知らせるために記載します。包丁以外にも針金やハサミなど、怪我の恐れがあるものは紙や布に包んで、同様に記載するのがおすすめです。

ゴミ収集日当日に出す

包丁は危険物のため、指定された収集日当日に出すようにしましょう。誰かにいたずらされたり荒らされたりしないように、収集時間の直前に出すことをおすすめします。

包丁を捨てるときはルールに沿って処分しましょう

包丁を捨てるタイミングや方法についてご紹介しました。包丁を捨てる時は、自分も、また収集をする人も怪我をすることのないよう、十分注意をしてください。自治体のルールに従って、正しく安全に包丁を処分しましょう。