GLOBAL CAMP ミニカッティングボードブラック誕生ストーリー

コラム

「GLOBAL CAMP ミニカッティングボード ブラック」は、栗材と鉄の反応によって生まれる独特の黒色を活かして開発された製品です。
開発のきっかけは、製造工程で偶然確認された木材の変色でした。その現象を探求し、鍛造ナイフ製造時に発生する鉄の端材を活用することで商品化につながりました。
本記事では、その開発ストーリーをご紹介します。

1) 発見「偶然が教えてくれた、素材の可能性」

すべては、カッティングボードづくりの現場で見つけた小さな変化から始まりました。
試作を重ねる中で、何気なくナイフを置いていた部分だけが黒く変色していることに気づいたのです。汚れでも傷でもない。その不思議な現象を調べると、栗の木材に豊富に含まれるタンニンと鉄が水を介して反応する化学変化であることが分かりました。
一見、見過ごしてしまうような現象。しかし私たちは、その深く美しい黒に素材が秘める新たな可能性を感じました

2) 端材の再利用「捨てられるはずだった鉄に、新たな役割を」

この発見をきっかけに着目したのが、鍛造ナイフの製造工程で発生するナイフを抜いた後の端材でした。
本来であれば役目を終え、廃棄されるはずの素材ですが、その端材を活用し、木材を黒く染める「鉄媒染」という仕組みを応用したものづくりにトライすることで、鍛造ナイフづくりから生まれた鉄の端材が、今度は栗材に深みのある黒色と新たな表情を与える。
異なる素材が互いの特性を引き出し合うことで、ものづくりの循環が生まれました。

3) 機能性とデザイン性の融合「美しさだけではない黒」

鉄媒染という仕組みによる黒は、塗料で着色した表面的な色ではありません。
鉄・木材・水が反応し、素材そのものが変化することで生まれる自然な黒です。そのため木目の表情が失われることなく、一枚一枚が異なる個性を持っています。さらに鉄媒染には、木材の表面を引き締め、耐久性や耐候性を高める効果が期待できます。
美しい色彩を得るだけでなく、素材そのものをより強く、より永く使えるものへと進化させる。それは、デザインと機能を融合させる当社のものづくりの考え方です。

4) 商品化への挑戦「ナイフを引き立てる黒い舞台」

偶然の発見から始まったこの取り組みは、試作と検証を重ねながら、一つのプロダクトとしてカタチになっていきました。
目指したのは単なる黒いまな板ではありません。ナイフの美しさを引き立て、調理から盛り付けまでを豊かに演出する” ナイフのための舞台 ” です。深みのあるブラックカラーは食材や料理を際立たせ、食卓に落ち着きと上質感をもたらします。
そしてその黒には、異なる素材が出会った物語が刻まれています。

素材の本質を見極める、GLOBAL らしいモノづくり

本製品は、素材が本来持つ力と魅力を見つめ直すことから生まれました。
捨てられるはずだった鍛造ナイフの端材は、栗の木に深みのある表情と新たな強さを与え、一つのユニークなプロダクトへと生まれ変わる。私たちは、素材の声に耳を傾け、その特性を最大限に活かすことで、新たな価値を創造したいと考えています。それは、当社が創業以来大切にしてきたモノづくりの考え方です。
GLOBAL CAMP ミニカッティングボードブラックは、素材の可能性を探求し、偶然の発見を新たな価値へと育てた、GLOBALらしいモノづくりの一つのカタチです。


[商品名]ミニカッティングボードブラック ナイフ置付き
[型番] GCG-01/BK
[価格]6,050円(税込)

[商品名]ミニカッティングボードブラック
[型番] GCG-02/BK
[価格]4,950円(税込)